* ひーこさんの毎日 *

裁縫に製菓にガーデニング・・・。今日も何かに夢中です。

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★完成 & 詳細図解★ ワンピースの袖をチューリップスリーブにリメイク

だいぶ間が空いてしまいましたが、やっと完成させることが出来ました。
元々フレンチスリーブだったワンピースの、袖だけをリメイクするという今回の作戦。
試行錯誤して、ようやくコロンとして理想通りの形が出せました。

これまでの経過はこちら
その①→「袖だけリメイク」
その②→「ワンピースの袖だけリメイク (続き)」


このブログ史上、最多の画像数で工程を詳しくご紹介します。

まず出来上がったのは、こんな感じです。
photo 1 (コピー)

photo 2 (コピー)

袖部分だけ改めて生地を調達したとは思えないくらい馴染んでいるのは
元々ついていた袖を外して、それを持参して生地屋さんで物色したからです。

色、布目、厚み、肌触り、どれを取ってもそっくりな生地に出会えたのは幸運でした。


アップだとこんな感じです。
photo 2 (コピー) (2)

photo 5 (コピー)




前回に比べて、カーブが滑らかに出ました。

■前回↓
photo 8 (コピー)

■今回↓
photo 3 (コピー)

滑らかに仕上げるコツと言うか、完全に我流なのですが
その辺も含めて自分への備忘録も兼ねて記録していこうと思います。


作業は、前回制作した失敗作の袖をほどくことから始まりました。
※失敗の理由は前回のブログに詳しく記載しています。

photo 1 (コピー)

                ↓

photo 2 (コピー)


この状態です。
photo 3 (コピー)


そして、袖のパターン描き。

初心者でも出来る袖のパターンの描き方は、過去のブログ記事にリンクを貼っているので
そちらをご参照ください。(記事の後半にあります)
「チューリップスリーブのブラウス」


あさがおさんの「基本的な袖の描き方」を参考に、描いていきます。
※ポイント①※
厚紙を使いましょう 理由は後ほど。
photo 4 (コピー)

※ポイント②※
肩の中心線は慎重に決めましょう
肩のパターンを描く場合、肩の中心線から前身ごろ側の長さと後ろ身頃の長さが必要になります。
私のこのワンピース、肩の縫い合わせの部分が前身ごろ寄りになっていました↓
photo 3

ちょっと分かりにくい画像ですが・・・
下の赤い点線が、脇の縫い合わせの部分。
それを基準にした肩の中心線は、上の赤い実践。

それに対して、実際の肩の縫い合わせ部分は黄色の実践部分にあります。

前回は、この黄色い線にあたる縫い合わせ部分を基準にして
肩のパターンを作成しました。
なので、この肩の縫い合わせ部分と、袖に入れたタック部分がぴったり合っています。
photo 7 (コピー)

ですが、これだと前身頃と後ろ身頃の長さに差が出すぎて
袖を身頃に付けた時に、上手くバランスよく仕上げられませんでした。

こんな感じで、前身ごろ側の袖は少し突っ張っているのに対し
後ろ身頃側の袖は余って外に張り出してしまっています。
photo 8 (コピー)

上級者にとっては、この調整も上手い事乗り切れるのかもしれませんが
全くの素人の場合は結構難しいと思います。

なので、私の場合は「肩の合わせ目(黄色の線)」ではなく
「正確な中心線(赤い線)」でパターンを作成したほうが仕上がりがキレイだということが分かりました。


正確な中心線の取り方は、脇の縫い合わせ目をそろえた状態で
平置きしてチャコペンでマークしました。

中心線と言っても、前身ごろと後ろ身頃とでは、袖のカーブ率が違うので
メジャーなどを使ってそれぞれの正確な数値を計測することも大事です。

このワンピースの場合は、
前身頃側 22.5cm
後ろ身頃側 23cm でした。


先ほどの袖の山の部分のパターンが引けたら、
それを元にチューリップ型を作成します。
photo 4 (コピー)

まず中心線を確認します。
1 (コピー)

続いて、中心線から左右対称の場所に印を入れます。
今回は、左右3.4cmに印をしました。
※なぜ3.4cmという微妙な数値にしたのかは忘れてしまいました・・・
2 (コピー)

ここは、あまり長くすると(5cmとか6cmとか)、私が最初に失敗したように、
重なり部分が深すぎてチューリップっぽさが無くなるので要注意です。
th_DSCF3211.jpg

生地のテンション(伸び率)にもよりますが
後はデザイン的な好みの問題も大きいと思いますので
色々と画像検索などをして好みの重なり幅を検討してみるのをお勧めします。

参考↓
※画像お借りしました。
重なり幅の広いパターン
i_5-3553_002 (コピー)

重なり幅の狭いパターン
45702310 (コピー)

重なりを決める左右の目印が付いたら、次は深さを決めます。
私は今回10cmにしました。
3 (コピー)

深さもデザインに大きく影響するので、慎重に決める必要があります。
深いとこんな感じ↓
001236095078_13 (コピー)
※画像お借りしました。

浅いとこんな感じです↓
000973395006_11 (コピー)
※画像お借りしました。


好みの地点(私の場合は10cm)に印を付けたら、先ほどの3.4cmの印と繋いで
自然なカーブで端まで線をつなげるとパターンはほぼ完成です。
3 (コピー)



ここで、もうひと行程。
肩の部分の立体感を出すために、肩に縫い付ける部分にタックを寄せます。
ギャザーでもいいと思います。

まず、型紙を左右切り離します。
※片側は足りなくなるので、薄い紙などでなぞってから再度厚紙に写しました。
切り離す前に、どちらが前身ごろ側だったかわかるように直接型紙に書き込んでおいてください。

そしてタック分を捻出するために、パターンをタック分開きます。
photo 2 (コピー)

中心線を下の部分5mmほど残してカットし開きたい幅の分、開いて固定。
私はタック分3cm開きました。

重なり幅左右3.4cm(計6.8cm)、深さ10cm、肩のタック3cmでの仕上がりがこんな感じです。
photo 2 (コピー) (2)

※ポイント③※
型紙には印を入れましょう
型紙には、後で合体させるときの目印として
表と裏の両面に重なり部分に印を入れておくと便利です。
photo 2 (コピー)

これで型紙は完成です。

次は型紙を使って生地を裁断していくのですが
ここでも色々と注意点が・・・。

※ポイント④※
テンションの低い生地の場合は、バイアスに裁断したほうが良い
裾を折り曲げる際に、バイアスに断っている方が滑らかなカーブが出やすいと思います。

※ポイント⑤※
型紙は表面と裏面の両方を1枚ずつ写しましょう
説明するのが難しいのですが、袖を左右対称に付けるために
例えば前身頃の型紙を、1枚はそのまま写して、もう1枚は型紙を裏返して写す必要があります。


そして写す際に、先ほど書いた「重なり部分」を印しておきましょう。
タック部分の印も忘れずに。

※ポイント⑥※
印を入れた上で、さらにパーツ毎に「右そでの後ろ身頃」などのメモを書いておきましょう
後で絶対に分からなくなるので、この工程は必須です。(←分からなくなった人)

私は省略して、「右F」(右そでのフロント(前身頃))、「左B」などと書きました。
photo 3 (コピー)

そして、輪郭の1cm外側で裁断。
「右F」と「右B」、「左F」と「左B」がそれぞれセットになります。
photo 4 (コピー)

なんだか、やたら長くなってきました・・・。
記事を分けたほうがいいかな。

いや、基本的に1話完結がモットーなのでこのままいきます。
みなさんも付いてきてくださいね!

やっとここからミシンを使います。

まず底辺のところをジグザグ縫いします。
(ロックミシンがあればロックをかけてください)
この部分↓
photo 4 (コピー)

ジグザグ縫いの場合は目はなるべく細かく。
photo 1 (コピー)

こんな状態になります。
photo 2 (コピー)

そしたら、ここからはカーブを滑らかにするコツです。
型紙を充てて・・・
photo 3 (コピー)

厚紙のカーブに沿わせながらのアイロンがけ。
photo 1 (コピー)

先ほど、型紙は厚紙で作成するのがポイントだと書きましたが
それはこのためなんです。

これをやるのとやらないのとでは、仕上がりが全然違います。
滑らかさの違いは、冒頭で図解した通りです。

縫いながら開いてこないように、ここはしっかり目にプレスしてください。
プレスした後は、戻ってこないように裏返して冷ましてみました。
photo 2 (コピー)

そしたら、端から2~3mmのところを端ミシンを掛けます。
photo 3 (コピー)

カーブが滑らかですね。
バイアスで裁断したのも、この滑らかさを少しでも出しやすくするためです。

と言っても、素人判断なのでどれくらい影響したのかは不明ですが・・・。

ここまで来たら、「右F」「右B」、「左F」「左B」を合体させます。
合体させるときの目印は、先ほどつけた印を目安にしてください。

※ポイント⑦※
重ね方は、左右で逆になります
まず、前身頃側を上にするのか、後ろ身頃側を上にするのかでも変わってきますが
私は後ろ身頃側を上にすることにしました。
なので、重ねた時、裏面から見ると前身頃が上に来るように重ねるのですが
並べて見ると右そでは左のパーツが上、左袖は右パーツが上になります。
photo 1 (コピー)

これは、仕上がりに影響するのですが
重なりを前身頃と後ろ身頃のどちらを上にするかは結構重要です。
正面から見た時に、チューリップスリーブだと分かるようにするには
後ろ身頃側が上の方がいいのですが、いろいろ見てみると、逆パターンも結構あるようでした。

お好みでどちらでもいいと思います。
※画像お借りしました
後ろ身頃が上パターン
20140515_1136186 (コピー)

前身頃が上パターン
s3_141590 (コピー)


二枚合わせたら、ずれないようにミシンで縫っておきます。
※ポイント⑧※
縫う場所は、白い輪郭線よりも外側です
うっかり白い輪郭線で縫い合わせてしまいそうになるのですが、
この白い線は後で本体と合体させるための縫い目になります。

本体と合体させたときに、ここに不要なミシン目が出ないようにするためにも、
白い線よりも外側(縫い代側)を縫うのがポイントです。

私は白い線をミシンの押さえ金の縁に合わせて縫いましたが
別にこだわらなくても大丈夫です。二枚がずれないように固定するだけが目的なので。
photo 2 (コピー)

こんな感じです。
photo 3 (コピー)

続いては、タックを寄せます。
先ほど印をしておいた3cm幅のタック(中心線から左右1.5cm)の部分を引き寄せて
中心をずらさないように注意しながら慎重に縫っていきます。

ここでも、縫い目は白い線よりも若干縫い代側にしてください。
理由は先ほどと同じです。

ただし、あまり白い線から遠いと、本体と縫い合わせた時に
合わせ目が開いてしまうので、ここはほんの2mmくらい外側が良いと思います。
photo 1 (コピー)


そしたら、中心線がずれないようにしながら
本体と合体し、細かく待ち針を打ちます。
photo 2 (コピー)

慎重に縫い合わせて・・・
photo 3 (コピー)

※ポイント⑨※
直線縫いしただけの状態で着てみる
本当は一気に縫い代をジグザグ縫いして始末したいところですが
ここまで綿密に作業していても、思ったような形になかなかならないのが袖の難しいところです。

この段階で一度試着して、腕を動かしたり
ラインをチェックしてみることをオススメします。

この段階でなら、まだほどくのは楽です。

試着して、良い感じなら、袖と本体の縫い代を合わせて
一緒にジグザグ縫いします。
photo 5 (コピー)


さぁ!これでようやく完成です!!
photo 1 (コピー)

photo 2 (コピー) (2)

photo 5 (コピー)

前回の失敗だった、後ろ身頃側の広がりは
キレイに解消されました。
photo 8 (コピー)
photo 2 (コピー) (2)

コロンとした良い形です。

肝心の腕まわり、腕の稼動についてですが・・・
ここはさすがにトルソーの着画では伝わらないので

恥を忍んで、私の着画をアップ致します。
photo 2 (コピー)


この寸法で制作すると、このくらいのフィット感になります。

腕の稼動も良好です。
私、この袖とても気に入っています。

ワンピースを買ってから早1年。
リメイクに乗り出してからも1ヵ月半ほどが経過してしまいました。

大変だったけど、満足いく仕上がりになって本当にほっとしています。
たんすの肥やしと化していたワンピースも
これでヘビロテへと一気に格上げです。


ひーこより。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
想像を絶するほどの長文になってしまいました。
ここまで読んでくださったあなた!本当にありがとうございます。それだけで私は報われます。


関連記事
素敵です!
美しいチューリップスリーブ、素晴らしいですね!
細かくご説明くださって、初心者の私にも分かりやすく、参考にさせていただきます。
ありがとうございます💓
【 2016/06/17 】 編集
Re: 素敵です!
あきさま

コメントありがとうございます。
長らく放置していたブログでしたが、読んで下さってとても嬉しく思います。

チューリップスリーブは私自信とても大好きで、でも技術が全然追いつかずに何度も挫折しそうになりました。でもどうにか形にできていつかまた作りたくなったら思い出せるようにと自分への備忘録も兼ねて記事にしたものでした。

かなり長々とした記事になってしまいましたがご参考になったなら、こんなに嬉しいことはありません。
どうか素敵な作品ができますように♪
【 2016/08/29 】 編集
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プロフィール

ひーこ

Author:ひーこ
1980年生まれの松坂世代。

ひとたび笑いのスイッチが入ったら、箸が転がるどころかハトの歩く姿にさえ笑いを堪えることができない、おめでたい性格。

普段はしがない会社員で、2013年から実家暮らしを満喫中。

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